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バンコク百人一首大会!

さて、国際交流基金での2日間のイベントが終わった後、その翌日は、一般人向けの百人一首大会です。なんと町にある日本風の居酒屋が会場でした。お店が最大のバックアップをしてくれています。すばらしいです。主催は、ストーンさん率いるクルンテープかるた会、です。W大のKさんのほか、現地でかるたを始めた日本人のSさんが精力的に仕事をしていました。

さて、まずは居酒屋に唯一ある3枚の畳スペースで模範試合です。今回もやはりぼくとN君が和服で模範試合。解説はKさん。読みはSさん(ちゃんとした詠みでした)です。観客はおもに日本人の子供たちとそのお母さん。

そのあとは、小学校1,2年の部からシニアの部、まで分かれて、テーブルの上での散らし取り大会。(ただし決勝だけはサシ取り)です。小学生は五色百人一首を使いました。これに備えて五色百人一首を日本から買って持って行ったかいがありました。

ともあれ大勢の人に参加してもらえてみなさん大満足のようでした。打ち上げの食事もおいしかったです。会場に使用させていただいた居酒屋さんから、ぼくとN君はお土産をもらいました。感謝。

ほんとうに、ストーンさんをはじめ大勢のひとのボランティアがあって、こうしたかるた普及は成り立って行くんだなあと強く実感した3日間でした。なんとか自分も少しでも役に立ちたいものです。

なお、この日は、日本人のみの参加だった百人一首大会ですが、のちのちバンコクでは高校大学でタイのかたにもかるたの普及がすすんで、第二回大会以降は大勢タイのかたも参加されているとのことです。素晴らしいですね。

あ、写真は全くこの日のイベントとは関係のない、タイの水族館の写真です。ぼくは年に何度も水族館にくほどのマニアですが、上にも書いたSさんご一家もやはり水族館が好きなんだそうです。(それだけ)

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新聞の取材!

さて、散らし取りが終わると、最後にストーンさんから一言があり、その後は観客のみなさんによる写真撮影会。なんと、模範試合をしたぼくとN君と一緒に写真を撮りたがるタイのかた続出。なんか芸能人になった気分です。

観客から質問もいっぱい来ました。「和歌を創るんですか?」「いいえ」「どうしてやらないの?」という質問に答えるのに困ってしまったり。

そのあとは地元の日本語新聞の記者から取材を受けました。
バンコクは日本人が何万人も住んでいて、その新聞もかなり地元では読まれているとのこと。
さて、その新聞はWebにも乗りました。読んでみてください。こちらです。

こうして、記念イベントの1日目が終わりました。翌日もまったく同じ場所で同じようにイベントを行い、同じくらい大勢のかたが見に来てくださいました。

今回の成功要因はいっぱいあります。ひとえにストーンさんの綿密な準備、それからUさんというかたをはじめとした国際協力基金の事務局の方々の精力的な活動、この2つが最大の成功要因であることは間違いありません。

それから、観客のかたがたの熱心さが、何よりも印象的でした。

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ちらしどり〜

模範試合が終わると、そのあとは観客のみなさまが日本人組とタイ人組に分かれて、それぞれの組で散らしどり。ストーンさんがきれいなかるたを賞品として用意していました。ぼくはタイのかたの組に入って「審判役」をしました。

上の写真は、そのことを報じた国際交流基金のWebSiteをうちのブラウザで見たものです。

実はみなさん、高校などで日本語を教えている先生なのだそうです。ということで、みなさま歌までは知りませんでしたので、上の句で取ることはできませんが、下の句を聞いて文字を読んで取ることはできました。
時折、「きみがため」と「あきのた」の下の句を最初の6文字までしか聞かずに取ってお手つきをしたりもしましたが、全く問題なくプレーできていました。

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模範試合始まる

さて、いよいよイベント開始です。会場には30人以上のお客さんが来ています。
まずは、ストーンさんによる、「かるた」の講義です。日本語で講義。そして通訳さんがタイ語に訳しています。
僕自身もこのときはじめて聞く講義でしたが、非常にわかりやすく、かつおもしろく作られていて最高でした。自分も勉強になりました。

会場のタイの方もみんなすごく熱心で、ノートを取っていました。
かるたの話、と、そして、和歌の話をしっかりして、上の句下の句を分ける意味・・などをきっちりと教えます。やはりこれがないと競技かるたを見ても何をしているんだかよくわからない、ってことになるんですよね。

そして、いよいよデモンストレーションの開始。なぜか、ぼくは「ベテラン選手」という設定。それに若手のN君が挑戦、という設定で説明がされました。読手はW大Kさん、解説はストーンさん。

最初の一枚を払うと、会場から驚愕と感嘆の声が!そのあとも、みな真剣に見ていました。イギリスのときは物珍しげな視線だったように思いましたが、タイの方の視線は、学びとろうという熱意を感じました。

試合は、最初の5枚だけは読む順番を決めておいて、それ以降はガチンコ勝負。しばらくして札を抜いて、のこり5−5くらい(だっけ?)に仕立て上げて、それから再開。

じぶんのかるたは、(やろうとすれば)オーバーアクションなので模範試合向き、と自負(?)しているんです。が、N君のほうがもっとオーバーアクションでした。
のちのち、国際交流基金のレポートに記載された写真を見るとわかります。ごらんあれ!

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いよいよイベントの会場へ

さて翌日。午前中から和服を持ってバンコクにある国際交流基金の建物まで向かいます。当初、「午前中に行ってかるた展示の準備や飾りつけをする・・」という話だったのですが、実はすでに国際交流基金の終わっているとのこと。尋ねてみると、それはそれは素晴らしいかるたの展示会となっていました。

写真はそのうちの一部です。百人一首だけでなく日本のいろいろなかるたで一部屋が埋め尽くされていました。きれいです。

百人一首全首の英訳・タイ語訳のプリントもありました。あれは今後も使えそうです!

控え室で和装に着替えると、ぼくは草履を持ってきてなかったらなんとこちらで借りられるのだそうで。何から何まで感謝感謝です。控室で食べたお弁当も豪華で美味しかったです。あれだけ豪華な幕の内弁当、日本で買ったらいくらするやら。

そうこうするうちに、NHKの取材の人も来ました。日本でも放送されるとのことです。
緊張しますね。
新聞の取材も受けることになりました。

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いざバンコクへ!

さて、あっという間に出発の日。成田から、SG会所属でKG大の大学生N君と待ち合わせてバンコク行きのANAで出発。
当初は、TK大のT教授も一緒に行く予定でしたが、直前になって残念にも行けなくなったとのことで、2人旅です。

バンコクに到着後すぐ翌日には舞台でのデモンストレーションが待っているということで、模範試合の打ち合わせの時間がないかもしれません。ということで札を持って機内に入り、雲の上で札を広げて模範試合のシナリオを練りました。エコノミークラスのテーブルの上を使うわけですが案の定機体の揺れで札が床に落ちるアクシデント。拾うのに苦労をしました。

その後、N君が持ってきた旅行タイ語の本をちょっとみてテープを聞く。タイ語、発音むずかしいっす・・。

バンコクに到着。やはり1月なのに蒸し暑い。国際交流基金のかたが迎えに来てくれていて車でストーンさんの家に向かいます。日本車の多さと、すべての車の運転の強引さにびっくり。
6年ぶりにあったストーンさんは全く変わっていなかった・・若い!
W大のKさんも、日本にいるよ時より若返ったような。タイの気候と食べ物の効果でしょうか。

タイ料理をごちそうになった後、ストーンさんのお宅で夜遅くまで明日の打ち合わせを続けました。

写真は、後日撮影したタイのマクドナルド

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バンコクにいくことになったいきさつ。

2007年1月、以前ロンドンでの世界頭脳オリンピックのときにもお世話になったストーンさんのところに再びお世話になり、バンコクでの日タイ修好120周年イベントで模範試合を行ってきました。さらに、バンコク市内で行われた百人一首大会の審判もやってきました。そのレポートをしてみましょう。

さて、今回の話は、一年ほどまえの2006年の2月頃にストーンさんからのメールでそんな話があるかも、という程度に聞いていましたが、現実化してきたのは7月頃。その後は現地でストーンさんが精力的に準備活動をしたとのことです。そう、数年前ロンドンに住んでいたストーンさんご一家は、2007年にはバンコクに住んでいて、「クルンテープかるた会」なる会まで作ってしまっていました。いつもながらのエネルギッシュな活動に感服。

(ところで、クルンテープって何ぞや、と言いますと、バンコクのことを現地ではそのように呼ぶんだそうです。バンコクの正式名称が、「クルンテープなんとかかんとか・・・」という絶対覚えきれない長い名前であるところから来ているそうな)

クルンテープかるた会には、この2007年初頭には数人の現地在住の日本人会員がいて、その中にはW大でぼくの3つ上の大だったKさんご夫妻もいらっしゃるとのことでした。

直前には、ふと気がつくと、今回のイベントの主催である「国際交流基金」のサイトにばっちりカッコイイ予告がされてしまっていました。上の画像がそれ。
↓そのページへのリンクはこちら
「かるたの世界」〜いにしえの短歌と記憶・集中・瞬発力の競技との融合

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